高尿酸血症について
高尿酸血症は、栄養過多(食べ過ぎ)などによって内臓脂肪が溜まっていき、血液中に含まれる尿酸の量が多くなってしまう病気です。内臓脂肪によって産生された遊離脂肪酸が肝臓に運ばれることにより、プリン体の代謝が過剰になり、尿酸値が高まっていくのです。
痛風とは
ある日突然、足の親指などの関節が赤く腫れだし、激しい痛みが起こる疾患です。名前の由来については諸説ありますが、風に吹かれただけでも痛くなるため、「痛風」と呼ばれるようになったと言われています。
血中の尿酸値が高い状態が長く続くと、尿酸が関節の中で固まって結晶化します。そうなると、沢山の白血球が集まってきて排除しようとするため、炎症が起こって痛風を発症するのです。
強い痛みを伴う病気ですが、近年は研究が進んでよい薬も開発されています。医療機関で適切な治療を受け、生活改善を心がけることにより、健康的な生活を取り戻せるようになります。但し、痛風の方は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などを併発しているケースが多く見られます。そのような場合は、合併症の治療も同時に必要となります。
このような方は注意が必要です
- プリン体の多い食品(レバー、エビ、魚の干物、肉類)をよく食べる
- お酒(ビールなど)を飲み過ぎることがある
- 清涼飲料水をよく飲む
- 激しい運動をすることがある
- 30歳以上の男性(全体的に尿酸値が高めです)
- 内臓肥満が蓄積している
- ストレスを感じることが多い
- 血縁者に痛風の人がいる
- 水分をあまり飲まない
など
痛風の治療
尿酸値をいかにして下げるのかを考えて治療を進めます。それには、プリン体を多く含む食品の摂取を控えめにし、バランスの良い食事を摂るようにしてください。
さらに、運動療法も併用し、肥満の解消に努めます。この運動も、やり方次第では尿酸値が上がってしまいますので、注意が必要です。特に激しい運動は尿酸値を一時的に上昇させ、発汗などによる脱水症状でさらに悪化することも考えられます。医師の指導にもとづいて適度な運動を心がけてください。
食事・運動以外にも、尿酸の生成を抑制する薬や、尿酸の排泄を促す薬を処方することもあります。アロプリノールやフェブキソスタットなどの尿酸合成阻害薬、ベンズブロマロンなどの尿酸排泄促進薬が効果的です。
診療時間
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休診日:木曜・日曜・祝日
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※ 受付時間は午前・午後とも診療時間の最終30分前までになります。なお、初回受診の受付は午前は11:30まで、午後は16:30までとなっております。
- 院長
- 栗山 洋
- 診療内容
- 内科、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、脂質異常、高血圧、メタボリックシンドローム、痛風、予防接種、健康診断
- 電話番号
045-228-8666
- 所在地
- 横浜市中区相生町5-78
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